現在の位置:最新情報
業務範囲
特許(発明、実用新案、意匠)
商標
著作権
コンピュータソフトウェアの登録
集積回路配置設計図利用権の登録
インターネットドメインネームの登録
知的財産権税関の登録
法務

  電子公告
 

 

 

 

ネット生放送で裁判所の審理における“RITZ”vs“RITS”に関する商標侵害紛争事件について

 2008年4月7日午前9時30分に、上海市第二中等法院で、原告RITZ飯店有限公司(イギリス系)が被告上海黄浦麗池休閑有限公司へ訴訟を提起した商標侵害紛争事件の法廷審理過程をネットで生放送した。その要旨は、外国および他の地域の人々が中国裁判所における知的財産権司法保護をよく理解するために、世界へ裁判所の審理透明度を示すことで上海法院で初めてです。

 原告RITZ飯店有限公司は、ホテル業者として世界で有名であり、1898年に初めてパリで創業し、その際に創業者の名前を取りホテルに「RITZ」と名づけられた。「RITZ」の商号およびその商標はすでに百年の歴史があって、しかも中国でホテルなどの商標区分で登録された。原告側の訴訟では、被告が原告の経営する役務上で登録した商標と類似した「RITS」の標章を使用し、消費者に対して役務の由来で混同または誤認の問題を生じるおそれがあるため、侵害行為を停止するよう裁判所へ請求した。同時に損害賠償も求めた。それに対して被告側が以下に抗弁の理由を述べた。「麗池RITSおよびその図案」が原告の登録商標と類似していない。また、連結会社のアモイ麗晶娯楽有限公司はすでに2000年に「麗池RITSおよびその図案」の標章を使い始め、時間的に原告の登録商標「RITZ」よりも早かったし、先使用権も享受できる。

 上海市第二中等法院の判決では、原告のRITZ飯店有限公司が商標「RITZ」の登録者であり、法律により商標専用権が享受できる。被告が原告の登録した商標と同一または類似の役務上で原告の登録商標と類似した標章を使用し、その使用行為も権利侵害となっている。原告のRITZ飯店有限公司が1993年に国際商標登録を経て中国にわたって「LE RITZ」の商標専用権を取得した。上海Portman Ritz Carltonホテルは、1998年に成立し、原告および麗嘉会社より授権され、1998年よりその名称および経営活動で「RITZ-CARLTON」の標章を使用し、原告の商標「RITZ」の一つとしても使用した。アモイ麗晶会社が2000年に「麗池RITSおよびその図案」の標章を使い始めたが、原告の「LE RITZ」の商標登録およびその使用より遅い。そのため、連結会社が先に使用したことは不成立である。賠償金額については、上海市第二中等法院では侵害行為による原告への損害および被告の利益取得が未定する状況のもとで、原告の登録商標の著名度および顕著性、中国での使用方式、侵害行為禁止請求による合理的な支出、および侵害行為の性質、期間、結果などの要素を考えた上で、その賠償金額を再決定する。

 2008年4月21日に、上海市第二中等法院がこの商標侵害事件に対して一審でネットで生放送しながら判決を以下に下した。侵害行為を差し止め、原告側へRMB20万元の損害額を賠償するよう言い渡した。2008年7月22日に、上海高等法院で最終審理で原判決を維持した。

 
Copyright ©2009 上海専利商標事務所有限公司 版権所有